スペイン語の勉強の為に、スペインワーホリに来たらロックダウンされた。
スペイン語の勉強を始めてから早3年。ワーホリをして更なる上達を図ろうと2020年1月にスペインに渡りました。
始まりは順風満帆
2020年1月14日、期待を胸にスペインのバルセロナに到着しました。
今では世界の誰もが知る”コロナウイルス”もこの時はまだ息をひそめ、自由に好きな所に好きな時に行ける日常がそこにはありました。
1月のバルセロナは寒い日もありましたが、今年は特に暖冬だったそうで日本から来た身としては春の陽気だなと思いました。街はいつも観光客であふれ、カフェやレストランのテラス席で食事や会話を楽しむ人達でとても活気がありました。
住む場所を決めて来なかったため家探しを始めにしましたがあっさりと見つかり、さらにそのあとすぐに週一回のお手伝いのお仕事も得て、2月からは行きたいと思っていた公立の語学学校に通い始めました。
3月になって、言語交換のパートナーが出来たり、「4月上旬にあるセマナサンタ休暇(イースター休暇)にはスペイン国内を旅行しようかな…。」と計画したり、そろそろバイトを始めようと仕事を探していた所で希望通りのシフトのジャパレスを見つけ面接に行く予定が出来たりと、スペイン到着から2か月間は順調過ぎるほど順調にワーホリ生活がスタートしました。
外出が禁止される
3月15日、スペイン国内での新型コロナウイルス感染の広がりによって、全土で非常事態宣言が出され、不要不急の外出以外には罰金が科されるようになりました。
日本の”自粛要請”とは異なり、外出し警察に問われることがあれば数万円以上の罰金又は逮捕される可能性もある厳しい処置です。実際に戒厳令が出た当初はスペイン国内で何百人という人が検挙されています。
この日を境にスペインで暮らす人の生活は一変しました。
全国の学校は一斉に休校。飲食業や小売り業に携わる人達は仕事が営業が許可されないために仕事が出来なくなりました。オフィスワークの人は出勤を制限されることはありませんでしたが、テレワークに切替となった人が多いです。建設業や製造業は維持されていましたが、4月初めから2週間は全ての経済活動を禁止するといった処置も出されました。
スーパーや食料品を販売する商店、薬局、公共交通機関、医療機関、ライフラインに関わる事業以外で働く人達はオンラインで出来る仕事でない限りお金を稼ぐ方法を失ったと言えます。
運動の為に家の近所を散歩することも許されず、外出が認められるのは食料品の買い出し、病院への受診、介護や介助が必要な身内の手助けなど限定的です。
ワーホリ生活の半分が家の中
私の場合、外出できるのは週に1度の食料の買い出しとごみ捨てに行くときのみです。
外出禁止令が発令されてから約2ヵ月の内に家から出たのは、10回もありません。それに毎回の外出は1時間以内です。
1月14日にバルセロナに到着してからロックダウンされるまでが2ヵ月。ロックダウンされてから今日までの生活が2ヵ月。
これからはロックダウン生活の期間の方が自由に過ごせた期間よりも長くなってしまいます…。
ワーホリしている意味ある?
と自問自答しないこともないですが、年齢的に最後のワーホリだし、帰国したら当分はスペインに来ることもないだろうしと思い、もう少しスペインに残ることを決めました。
ロックダウン中、何する?
通っていた公立の語学学校はオンラインでの開講はありません。代わりに担任の先生が週に1回か2回メールで教科書の何ページを勉強するように連絡が来ます。
明らかにスペイン語に接する機会が少ないので、スペイン語のオンラインレッスンを受ける事にしました。
先生はグアテマラの先生。
私は今までにメキシコとグアテマラでスペイン語を勉強してきて、スペインで話されるスペイン語を勉強するためにバルセロナにいるのに、「結局グアテマラ人と勉強すんのかい!」という気持ちにはなるのですが、先生自体はとってもいい先生です。
それから今までは違うブログを書いていたんですが、スペイン語とスペインワーホリについても書いていきたいなと思い、このブログも始めました。
スペインワーホリについては、ロックダウンが解除されない限り有益な情報をお伝えすることは中々難しいですが、細々と続けていこうと思います。
今後の予定
世界中の誰もが初めて経験する状況の中で、数か月先の見通しすらつきません。
私は「予定は未定」という考えで、自分だけの事柄に対してはすぐに予定変更をするタイプなのですが、何も予定が立てられないということは結構しんどいなと感じます。
ワーホリとは主体的にどんどん動いていかないとアッという間に過ぎてしまうものなので、このような状態ではワーホリをする意味がないと言われればそれまでです。
そもそもが財政難で若者の失業率が高かったスペインで更に失業者が何百万人と出ています。今までは雇用する側であった人でさえも仕事を失う可能性があり、ロックダウンが解除されたら職を求める人たちで溢れかえるでしょう。
その頃にはワーホリの残り期限も少なくなっているし、こっちで仕事を得ることは絶望的だなと思っています。
どうしたもんか…。
今年は外国人観光客が少なそうだから、せめてスペイン国内の旅行をがっつりして帰国したいなあとは思うのですが、所持金が尽きる前に旅行が出来る状態になるのか微妙な所です…。
予定は未定ということで柔軟な考えをもってスペイン生活を送りたいと思います。
このブログではスペインでのワーホリ生活のこと、スペイン語の勉強やスペイン語留学について書いていきます。