バルセロナ最安!スペイン語を安く勉強したいなら公立語学学校EOI。
スペイン語の語学学校を決めるには自分なりのポイントがあると思うのですが、私が通ったバルセロナ内で最安の語学学校を紹介します。
バルセロナの語学学校
バルセロナ市内にはたくさんの外国人がスペイン語を勉強するために訪れるため、無数のスペイン語語学学校があります。数ある語学学校の中で自分の目的にあった語学学校を見つけることは少し労力がいる作業ですが、スペイン語習得に関わる大切なことなので慎重に決めたいところです。
語学学校は、大きく分けると3つのグループになります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
1、大学付属の語学学校
大学付属だけあって授業の質は高いが授業料も高め。エラスムス制度(留学プログラム)を使用したヨーロッパからの大学生が多く、比較的年齢層が低め。年齢制限ギリギリのワーホリ組は同年代が見つけにくいかもしれない。
2、私立の語学学校
授業以外のアクティビティが充実している学校も多く、勉強以外も楽しめる。数が多いだけあって、授業料も授業の質もピンからキリまで。学校によっては先生が非ネイティブだったり、やる気がイマイチな場合もあるので値段だけで決めることはお勧めしない。大体は無料体験が出来るため、可能であればいくつか無料体験に行って学校の雰囲気を見た方がいい。
3、公立の語学学校
とにかく授業料が格安。年に2コースしか開講されないが毎回希望者が殺到し、入学は抽選制のため入れるかは分からない。スペイン在住者を対象にしているため、日本で事前に準備するこは出来ない。
この様にそれぞれに一長一短があります。
学生ビザを申請する場合は週に20時間以上の通学が必須になるため選択肢が限られてしまうのですが、ワーホリであればどこへでも通うことが出来ます。
一番安くスペイン語を勉強したいなら公立語学学校EOI
スペインで1番安くスペイン語の勉強が出来る語学学校は、間違いなく公立語学学校EOIです。
スペインの公立語学学校EOI(Escuela oficial de idiomas)は、主にスペイン人が語学学習をするための公共施設として、外国語クラスはもちろん文化的アクティビティも適宜開催されています。EOIは教育基本法を基に公費によって運営されているため授業料が安く、スペイン全土に施設があることからスペイン人からの認知度もとても高いです。
スペイン人が外国語を学習するための施設ですが、主要な都市では外国人向けにスペイン語のクラスも開設されています。バルセロナの場合は4校あるEOIの施設の内の2校にスペイン語のクラスがあります。
EOI は公的施設であるため授業の質が保たれていること、更にコース修了時の試験に合格するとスペイン政府公認の証明書が貰えることも他の語学学校にはない特徴です。この証明書はスペイン国内ではDELE(スペイン語能力試験)相当の効力も持つようで就職や受験の際に使用することも出来ます。
学校によって授業料やコースの期間も異なるので、特定の行きたい都市があればその地域のEOIの情報を調べて見て下さい。
バルセロナのEOI
バルセロナのスペイン語コースのあるEOIは2校ありますが、概要はどちらも同じです。
・スペイン語公式コースは年に2クール。
1クール目が9月~1月、2クール目が2月~6月。週10時間。
・レベルはA1、A2、B1、B2、C1
1クールで1つのレベルを修了させ、試験に合格すると上のクラスに上がれる。
・1クールの授業料は305ユーロ~320ユーロ!
・8月に1か月のみのサマーコースもある。
公式コースは抽選制なので入学出来る確証はありません。毎回希望者が殺到し、多い時は500人を超える場合もあるそうです。
バルセロナにある
EOI Barcelona-Drassanes
EOI Barcelona-Vall d'Hebron
公式コースの授業料と期間は2校とも同じですが、この2校の一番の違いは立地です。
Drassanes校は、メトロL3Drassanes駅から徒歩3分の所にあります。
目抜き通りであるランブラス通りの端、コロンブスの塔のすぐ近くに学校はあるので立地は最高です。
一方、Vall d'Hebron校はバルセロナ市内を一望できるTibidaboの丘の麓にあります。中心部からのアクセスがあまり良くないため、必然的にDrassanes校への希望者が多くなってしまいます。
今回私が申し込んだ公式コースの受験者数は356人。これはかなり少ない方です。
レベルテストを受けてスペイン語のレベルを振り分けてからの抽選で入学出来るかが決まります。レベルが低い程、倍率は高くなるそうです。
EOIのオンライン申請方法
EOIへの入学まで流れを簡単に説明します。
EOIの公式ホームページから入学希望登録を行う。
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レベル試験の日程を確認する。
↓
レベル試験を受けに学校に行く。
↓
自分のレベルを確認し、希望の時間割を選択する。
↓
抽選発表。
↓
当選したら授業料を支払う。
↓
授業開始。
手続きは全てオンライン上で完結されます。
まず、必要事項を入力したアカウントを作成して入学希望登録をします。この時にパスポート番号かNIE(外国人登録番号)、スペイン国内の住所の登録が必要になります。
一部英語対応がありますが、手続き上で重要な所は全てスペイン語がカタルーニャ語しか対応していません。
そのあとはカレンダー通りに自分のアカウントを確認していけばいいので、特に難しいことはありません。
ちなみに、1月20日から入学希望の受付が開始されていますが、詳細が開示されたのは1月17日からでした。
レベルテストから入学まで
レベルテストの内容は、リスニング15問、4択問題が85問、ライティングもありました。テストが始める前に受付で先生と話す時間もあるためスピーキングもしっかりとチェックされます。
私は1月29日がテストの日程だったのですが、決まられた日時でなくて期間内であれば問題ないようでした。私は試験当日に学校に行ったのですがパスポートを忘れてきてしまい、一度自宅に戻り違う時間の試験を受けさせてもらいました…。でも決まった日時に行くことが確実です。
後日、オンラインで自分のレベルと時間割が発表されるので、希望する時間割を選択します。
私のレベルは2校合わせて5つの時間割の選択肢がありました。
大体1クラスに生徒が25人前後なので、約100人は生徒の受け入れが出来るという計算になります。
当選したら、期限までにカード払いか銀行振り込みで授業料を支払います。
授業料は305ユーロでしたがこの中に登録料30ユーロが含まれているため、授業料275ユーロと登録料30ユーロの2回に分けて支払いをしました。日本のカードでも問題なく入金か完了しました。
支払いが完了したら授業開始まで待つだけです。
EOIの授業のみでは学生ビザが申請できないため、スペインの滞在許可証をすでに持っている人向けの語学学校になります。
年に2回しか入学のチャンスがないですが、ワーホリでスペインに来て「滞在費は抑えたいけど、しっかり勉強もしたい。」という方は、ワーホリの期間中にタイミングがあればEOIがとてもおすすめです。